2009年12月27日日曜日

イギリス、逮捕の話

先日テロの疑いで、20人程イギリス当局に逮捕されました。

イギリス当局が行う「逮捕」ですが実際は「参考人の身柄を拘束した」という意味合いが多いです。これは文字で書くと日本と変わらないように見えますね。

でもイギリスでは事件が発生すると、やたらと逮捕します。そして翌日に釈放される事も多いです。つまり「参考人の身柄をとりあえず拘束して」から取調べを行うようです。

仮に日本で同じ事をした場合は「誤認逮捕だ!」と言われそうですね。特に殺人事件で、即日被疑者を逮捕して、翌日釈放する事など日本ではありえないと思います。(日本では重要事件の場合、72時間+拘留が通常、つまり相当な疑われる理由や証拠がなければ逮捕されない事の方が多いですね。)

大衆意識としては、
日本では、逮捕 =「犯人確保」
イギリスでは、逮捕 =「被疑者へのミーティング強制予約」
というところでしょうか。

「逮捕」の意味について法律的には日本もイギリスも「推定無罪」で変わらないないのかもしれませんが、その運用はずいぶんと異なっているようです。

早くテロ自体とテロ組織が根絶される事を願っています。