先日、ブリティシュエアーウェイズ(英国航空)の旅客乗員組合がストライキを計画しました。その理由が賃上げだそうです。
結局中止させられましたが、いったいいくらほどの賃金をもらっているのか気になります。新聞を見てみると幾つかの航空会社との比較が出ていました。 単位はポンドで平均の年収です。
一部の会社は読んでいて賃金の低さに大変驚きました。
British Airwaysは、
基本給29,000ポンド。各種手当てが16,287~18,319ポンド。年次休暇が30~36日間。
海外添乗手当てあり。恵まれた年金、無料旅行。
ヴァージンアトランティックは、
基本給15,500ポンド。年次休暇25日。各種手当てが6,000~8,500ポンド。年次休暇は33日間。
家族含み無料旅行、企業健康保険あり。
Air Franceは、
基本給14,000ポンド。残業手当ては倍の賃金。年次休暇は25日間。
週最大35時間勤務、勤務時の食事代と必要なフライトを支給。
American航空は、
基本給21,570ポンド。手当ては特になし。年次休暇は3年以降は10日間、15年以上は15日間。
泊まり勤務時は手当てあり。国際線添乗時には残業手当あり。
エミレーツ航空は、
基本給7,800ポンド。各種手当てが4,000~6,000ポンド。年次休暇は30日間。
収入はいずれも非課税。家族含み無料宿泊と航空券あり。社員はドバイベースである。
平均値で見た場合、全体的にCAさんの収入は多くないと感じました。その中においてBAは比較的恵まれている方に見受けられます。
それにしても激務でシフトありの客室添乗員としては割に合わない気がします。おまけにイギリスの税金は高いため手取りは少なくなってしまっているはずです。
どうして安いと思うかと言うと、私の勤める会社で採用している経験10年ほどの技術系エンジニアが約40,000ポンド(週40時間で残業代は出ない)くらいで、年次休暇が23日、企業年金と企業保険有りの条件です。
イギリスで思うのは労働者をトコトン安く使おうという企業の姿勢がミエミエな事です。私のような労働者階級では毎日をどうやって生きていくかという事と、さらに失業した場合の不安が常に付きまといます。
私としては会社の労使間の賃金格差が気になります。