2009年12月27日日曜日

日本の子供は先進国でずば抜けて「孤独」…幸福度調査

国連児童基金(ユニセフ)は2007年2月14日、先進国に住む子どもたちの「幸福度」に関する調査報告を発表した。(読売新聞から、記事はこちら)
今回は日本の記事を参照しましたが、イギリスでも同じような記事が自国の結果について書いています。イギリスの場合は悲惨な結果が出ました。
Timesの記事(英語)
CNNの記事(日本語)

大変興味深いので、Unisefの日本語サイトからオリジナルのレポートをダウンロード(英文)して読んでみました。 調査結果を見て色々書きたいことはありますが、ここではそのうち一部だけ書きます。

社会ができる事、家庭や親ができる事
イギリスに住んでいる身としては散々な結果に悲しくなりましたが、レポートの中にも書いてあるように経済指標とレポートの結果には関連性がないようです。
国や社会の環境として(文化的な事も含めて)良くない場所である事は事実として認めるべきだと思います。しかしながら個々の質問についてその多くは家庭における「行動と行動指針(しつけ)」によって大きく左右されると思いました。

家庭と親に関連すると思う質問項目:
例えば、食事の内容や、家族との食事、親が与えるもの、親との関係など。

国や社会環境が関わると思う質問項目:
親の失業率、収入、乳児死亡率、未成年妊婦の死亡率、ワクチン摂取率など

マリファナの吸引経験、タバコなど必ずしも上記のどちらともいえない質問項目もあります(それらに寛容な社会がいけない、親が管理していない事がいけない等、それぞれが責任を擦り付けることが出来る)

これらの質問は言ってみれば、国や社会環境への警告として読むよりも親や家庭への警告として読めるのではないかと思いました。
また紙面が限られたニュースで一部の回答について知るよりは、全体の要旨を知るべきだと思いました。
英単語がわかる人は表だけでも良いので、元々のレポートに目を通す事をお勧めします。

欧米の映画で見る「幸せな家族像や家族の絆」などは、イギリスやアメリカにおいては稀有な存在になりつつあるのかもしれません。

(今回の調査では日本について全ての項目の結果が出ているわけではないので、イギリスと日本の比較はできません。)